http://www.watch.impress.co.jp/game/docs/20071129/am3.htm
「DSvision」は、インターネット経由で、ニンテンドーDS及びニンテンドーDS Liteの端末に、コミック、書籍、情報誌などの出版物、およびアニメ、映画、ドラマなどの映像、音楽などのコンテンツをダウンロードできるサービス。専用のmicroSDと、microSDを格納してDSで読み込めるようにするDSカード型専用アダプタ、専用microSDをパソコンに接続するためのUSBリーダーライターが必要となる。開発には任天堂の協力も仰ぎ、ニンテンドーDSに正式対応している。
日本においては、米国における Amazon の「Kindle」より現実的だし(今度こそ)案外イケるのではないか?とちょっと期待したり。
自分がこの事業に期待することは以下の通り。
1.過去の作品だけではなく、新刊本も速やかに流通させること。
可能なら紙書籍版の発売日と同時に。最近の書籍はDTPを前提にマスターデータもデジタル化されているわけだから、リアルに製本するよりスムーズにできるでしょ?
2.価格は紙書籍版より安くすること。
可能なら著者の印税+出版社の利益以外の部分(紙代など物理的な製本コスト、問屋・書店の中間マージン)は全てカットして、紙書籍の半額もしくは3分の1くらいの価格に。700円前後の新書本ならば250円~300円くらいを希望。
おそらく問屋や書店への配慮(圧力?)で、今までの電子書籍は紙書籍と値段がほとんど同じというのが納得いかなかった。これをきっかけに「電子書籍は紙書籍より断然安い」というブレイクスルーを期待したい。
3.ジャンルは問わず、とにかく新刊は全てリリースする。
「ゲーム機への配信だから子供向けの本を中心に」なんて考えずに、とにかく大人向けの新書本やビジネス書も片っ端からリリースしてほしい。どうせ「在庫コスト」なんてほとんどゼロに近いんだから。
そういった意味ではマーケテングを見誤らないで欲しい。
4.PCレスでのダウンロードが出来るように。
著作権保護機能の関係からPCの専用ソフトでのダウンロードというのは必須なのかもしれないが、やはりニンテンドーDSのライトユーザーまで広く普及させたいのなら、Amazon の Kindle のようにPCレスでのダウンロードを期待したい。
最近は、ニンテンドーDSのゲームの体験版なども、WiiのWiFi機能を使って自宅でもダウンロードできるようになっているのだから技術的には十分可能なのではないか?と思っている。Wii用のコンテナプログラムをリリースして、WiFi経由でDSにダウンロードすればいいのだから。
これならばクレジットカード決済だけではなく、Wiiポイントなどによるプリペイド決済も可能になるわけで、より幅広いユーザーに対して敷居が低くなりリーチが可能になるだろう。
ともかく。
この事業には大いに期待したいと思う。がんばってくれ。
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