日本の経営者の好きな本は司馬遼太郎、外国の経営者はホッブスやルソー。これでは勝てません――出口治明・ライフネット生命保険社長(第4回)(1) |CEOへの道 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

 キャリアパスは無意味だと思います。キャリアパスとは「世界がある程度読めるからこんな経験をし、こんな風にしていきたい」という考え方です。この考え方自体は人間の精神にとても気持ちがいいものなのですが、歴史を振り返ると成功者のほとんどの勝因は“偶然”なんですよ。

どんな世の中になるかなんてわからない。例えば電力会社で原子力を世界に売っていきたいと一生懸命勉強してきた人がいたとしても、今回のような震災が起きればしばらく動けなくなります。

一番大事なのは「健康」。そして「インプット」ですね。

日本人は量質ともに圧倒的にインプットが足りません。例えば、僕も国際業務の仕事を6年やりましたが、名刺交換した外国のエグゼクティブのほとんどはドクターやマスターです。好きな本は何かと聞けば、日本の経営者は「司馬遼太郎」なんて言いますが、外国の経営者は「ホッブズ」や「ルソー」と答えます。これでは勝てるはずありませんよね。

引用元: 日本の経営者の好きな本は司馬遼太郎、外国の経営者はホッブスやルソー。これでは勝てません――出口治明・ライフネット生命保険社長(第4回)(1) | CEOへの道 | 投資・経済・ビジネスの東洋経済オンライン

耳が痛いお話です。

キャリアに大事なのは

「1に健康、2に時間、3、4がなくて5に地頭(インテリジェンス)」

といったところでしょうか?

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