「婚活」はすでに流行遅れ?!

時代は「早婚」ですよ!「早婚」!
(早婚=20代前半で結婚する事象のことだそーで)
昨年末、テレビ東京で放送していた久米宏の経済番組(「久米宏・経済スペシャル 新ニッポン人現る!2」)をビデオに撮っておいたので今更ながら見ました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/snj2/
特集は「女性の結婚観」。
近年の結婚事情は年々晩婚化、未婚化(非婚化?)が進んでいたような気がしていたのですが、どうやら世間のトレンドはどんどん「早婚化」、つまり「とにかく早く結婚したい!」という状況になりつつあるようです。
番組のサブタイトルが「1秒でも早く結婚したい女性たち」とキャッチーなタイトルなんですが(>まー、テレビ番組ですからね)、この番組を見た限りでは、実は「早婚化」も一つの大きなトレンドになってきているのでは?と思えるようになりました。

番組の中で印象に残ったある女性の言葉。

「相手の男性はお金持ちでなくていい。普通に暮らしていければいい」

それって裏を返せば、

「結婚しないと普通に暮らすことさえままならない」

ってこと?

人口統計学的には
「ジニ係数」(社会における所得分配の不平等さを測る指標)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%8B%E4%BF%82%E6%95%B0
と「婚姻率」には「相関関係」があって、社会の所得格差の開きが大きいほど婚姻率が高い、というのが定説でした。
その理由は、”一人で暮らすより、結婚して二人で暮らした方が生活における固定費(家賃や光熱費など)を抑えることが出来るので「経済的合理性」に適っているから”と言われてきました。
※もう少し極端に言うと”所得格差が開いた社会では、「貧困層」は余りにも所得が少なく、一人で暮らし生きていくこと自体が困難だから”。
近年日本においても社会の所得格差が開きつつあると言われているのに、なぜか晩婚化・未婚化がどんどん進み定説と逆行している状況を、ボク自身「なぜなのか?」と以前から疑問に思っていたんです。
でも、今回のテレビ番組でその理由がわかったような気がします。
今まで「格差、格差」といろいろと騒がれてきましたが、実はそれは「中途半端な格差」であって、「真の格差」ではなかったんです。
しかし、「サブプライムローンショック」以降の「百年に一度の不況」と言われている現在、もしかしたら日本は「真の格差社会」に突入したのではないか、そんな「時代の空気」を若い女性は早々と察知して「早婚化」へと向かわせているのではないか、なんてことを思わせる今日この頃です。

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