今日、テレビ東京系で放送された番組『カンブリア宮殿』では、福利厚生代行会社のベネフィット・ワン社が取り上げられていました。
ベネフィット・ワン社の公式ページ
このベネフィット・ワン社が運営しているサービスが「ベネフィット・ステーション」になります。
ベネフィット・ステーション
「ベネフィット・ステーション」は、会社の福利厚生をベネフィット・ワン社が代行してくれるサービスで、その代わり会社は社員の人数分の会費を支払うという仕組みです。
会社側はわざわざ自前で福利厚生サービスを抱え込まず外部に委託(アウトソーシング)し、ベネ社も契約してくれる会社や社員が増えればスケールメリットを活かしてより充実した福利厚生サービスを提供することができます。
この仕組みが認められ、今やベネフィット・ステーションを利用している加入企業は5,000社を超え、オフィス機器メーカーのリコーや保険大手の東京海上日動などのような大企業でも導入事例が増えているとのことです。
ちなみに会員数は 727 万人だそうです。それはスゴい!!
『カンブリア宮殿』の公式ページでもバックナンバー(ダイジェスト/サマリー)が公開されていますので、番組を見逃したという方はこちらで内容をチェックしてみてはいかがでしょうか?
ホテルも飲食も格安!進化する「福利厚生サービス」の秘密 | 『カンブリア宮殿』バックナンバー
http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/backnumber/20151112.html
「大企業はやっぱり福利厚生がしっかりしていてうらやましいなぁ。それに比べてやっぱりフリーランスはそんな恩恵は受けられないよなぁ」と残念がっている方も多いと思います。
……ですが、実はそんなことはないんです!
フリーランスの人でもベネフィット・ステーションのような大企業の社員が受けている福利厚生サービスを受けることができる方法があるんです!!
今回はそんな方法をご紹介します。
フリーランスでも受けられる福利厚生代行サービス
「とく放題」というサービスに登録する
『カンブリア宮殿』の番組内でも紹介されていましたが、携帯電話会社のソフトバンクとベネフィット・ワンが提携して、ソフトバンク契約者向けクーポンサービスの「とく放題」というサービスを展開しています。月額590円でベネフィット・ステーションとほぼ同等の割引サービスを受けることが可能です。
とく放題
https://tokuhodai.jp/bs/scsbb/pages/bs/top/top.faces
「とく放題」については残念ながらソフトバンク契約者のみが対象になりますが、ベネフィット・ワンではソフトバンクの他にも約120社と提携し、同様のサービスを提供しているそうです。
番組内ではその一例として、スポーツクラブの「セントラルスポーツ」がジムの月額会員向けに、「とく放題」のようなサービスをオプションとして提供していることを紹介していました。
セントラルスポーツのスマートサービス(福利厚生サービス)
http://www.central.co.jp/first/benefit/smart-service.html
そういえば私が以前通っていた「コ・ス・パ」というスポーツクラブでもそのようなサービスがあったような気がします。
このような、個人会員とベネフィット・ワンとの間にもうワンクッション仲介を入れた、「二次卸」とでも言いましょうか、そのような間接契約での会員が今急増しているそうです。
ベネフィット・ステーションの法人契約の会員数が 380 万人に対して、間接契約での個人会員は 350 万人にも達しているとのこと。
実はあなたの身近にも、ベネフィット・ステーションを利用できる機会があるかもしれませんね。
ベネフィット・ステーションの個人向けサービスを契約する
実はベネフィット・ステーションは法人だけが契約を結べるだけではなく、一個人が直接会費を払えばベネフィット・ステーションの会員になることができます。
個人向けWEBサービス | ベネフィット・ステーション
https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/service/individual/mor_bsp.html
個人会員は「プライベート」と「モラエル」という2つのプランが用意されています。
「プライベート」は、専用のスマートフォンアプリでの利用になります。
また、NTTドコモか au KDDI の Androidスマートフォンのユーザーに限られます(>ソフトバンクは「とく放題」があるので)。
会費は月額 324 円と大変リーズナブルなのですが、受けられるサービスは通常のベネフィット・ステーションの 10 分の 1(約 6 万メニュー)と限られてしまい、かつ利用範囲も本人限りとなります。
アプリへのリンク | Google Play
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.bnft.bspt
一方、「モラエル」の方は、月額 1,026 円と少々お高めですが、法人向けのベネフィット・ステーションとほぼ同等のサービスを受けることができます。
年間に直すと 12,312 円になり少し躊躇してしまいますが、家族 4 人で年に 1 回旅行に行く時に、この「モラエル」を活用すれば、ホテル代くらいは元が取れるのではないでしょうか?
プライベートとモラエルの比較 | ベネフィット・ステーション
https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/service/individual/mor_bsp.html
ベネフィット・ワンの株主になる
ベネフィット・ワン社では、株主優待としてベネフィット・ステーションのサービス 1 年分が提供されています。
株主優待 | ベネフィット・ワン
https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/IR/stock/incentives.html
ベネフィット・ワン社の権利確定日である 3 月末日時点で同社の株式100株を保有していると、株主優待の権利を得ることができます。
実は私もベネフィット・ワン社の株式を持っていて、毎年株主優待をいただいています。ベネフィット・ワン様、いつもありがとうございます。
私が買った時に比べると今はだいぶ株価も上がってしまい、この1 年だけ見ても、株価は 2.5 倍まで上がっています。ちなみにベネフィット・ワンの株主優待を受けるには、現時点では 25 万円ほど必要になります。ちょっと高いですね。でもこれは逆に言うと、まだまだベネフィット・ワン社は成長して、株主優待だけではなく株価上昇も期待できるかもしれません。
クラウドソーシングサービスで仕事を取ってくる
注)以下に紹介するのは、「ベネフィット・ステーション」ではなく、類似の別サービスです。
フリーランスの方にとっては、この方法が本命だと思います。
クラウドソーシングサービス大手の「ランサーズ」と「クラウドワークス」では、一定条件の仕事を獲得した登録者に対して、福利厚生サービスを提供しています。
ランサーズだと3か月連続で 5,000 円以上、クラウドワークスだと3か月連続で 3,000円以上の報酬を獲得すると、その資格を得られます。
詳しくは各サイトを参考にしてください。
フリーランストータルサポート | ランサーズ
http://www.lancers.jp/benefit
フリーランスライフサポート | クラウドワークス
https://crowdworks.jp/u/welfare#welfare_support
ちなみに
ランサーズだと、福利厚生代行の株式会社リロクラブというところが提供している「クラブオフ」というサービスが受けられます。クラウドワークスは調べてみましたが情報不足で不明でした。
フリーランスの方なら、これらの福利厚生サービスの権利を得るためだけに、必要最小限の分だけ細かい仕事をこなすというのもアリかもしれません。
仕事と報酬が取れて、福利厚生も得られて一石二鳥です。