「何で戦うか?」も大事だけど、「どこで戦うか?」の方が実はより重要で効果的なんじゃないかなぁ? という話し。
例えば。
とあるスキルについて自分は「中」スキルだとする。だが世の中には「上」スキルの人もたくさん居ており、「中」スキルの自分ではとてもじゃないが太刀打ち出来ない。
それに対してどう対処すればいいのか?
普通は「もっとスキルを磨いて自分を「上」スキル、出来れば「特上」スキルに持っていく」と考えてしまいがちだ。
ところがこれだけ「知の高速道路」が整備されている昨今、「上」スキルの中でも大渋滞が発生しているし、「特上」スキルに抜け出すには莫大な時間と労力の投資が必要だ。
しかもそれだけ投資したスキルも、テクノロジーイノベーションであっという間に陳腐化して使い物にならなくなる、というリスクもある。
ではどうするか?
「下」スキルばかりが集まっている「場所」を探すのである。
そこに行けば「中」スキルの自分でも十分戦っているだけの「比較優位性」を保てるのである。
そんなところがあるのか?
それは「地方」や「海外」など物理的な「場所」かもしれない。
もしくは「性別」や「年齢」など自分が所属していない「クラスタ」(集団)の中にあるかもしれない。
(女性ばかりのクラスタに男性の自分が入れば比較優位が生まれる。
高齢の方ばかりのクラスタに(相対的に)若い自分が入れば比較優位が生まれる)
「上の世界」ばかり見ていてそれと比較して自分を過小評価していないか?
「自分が勝てる場所」というのは探せば案外身近にあるのかもしれない。