でもですね、自分の経験でいいますと、ずっと悩んでもやもやしていることっていうのは、書き出してみると、箇条書きでほんの数行、ってことが多いんです。「幹部社員や部門同士が仲が悪くて、うまく連携できない」とか「資金繰りがままならないので困っている」とか、根源的なものもあれば具体的なこともある。でも、一回書き出してみると、案外単純な一文で納まることが何個か同時並行で起きていて、全部いっぺんに取り組めない、だから解決しないと言っているうちに、次々と新しい問題が起きて、目先の対応を続けているうちに、もやもやが取れない、頑張っているんだけど解決できないのでだんだん疲れてくる、ということなんじゃないかと思います。
頭の中で、TODOとは別に、悩み事一覧を作ってみると、なんだ、そんな単純なことに思い悩んでいたのか、と客観視できるようになるんですね。マジお奨めです。というか、何に悩んでいるのか、何が自分の仕事や人生において障害になっているのかが分かってしまえば、解決の半分はされたような感じになれます。
引用元: どうしても、もやもやして一歩が踏み出せない君へ: やまもといちろうBLOG(ブログ).
山本一郎さんこと切込隊長のブログから。
アメリカの鉄鋼王、アンドリュー・カーネギーも同じようなことを言っていましたね。
古今東西、「人の悩み」というのは同じようなものなわけでありまして、今、自分が抱えている悩みは、人類が今まで遭遇しえなかった唯一無二の悩みなんかではなくて、誰もが一度や二度は必ず通ってきた道みたいなものなのであります。
ゆえに今抱えている悩みの原因や解決方法のヒントを、過去の歴史や書物などから得るというのも良策、かと。
※それにしても最近の切込隊長はだいぶ丸くなったというか・・・(苦笑)。
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アンドリュー カーネギー
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