『LifeHacks 楽しく効率よく仕事する技術 (別冊宝島) 』

表題の本を読んだので、その中から「これはいいな」と感じたところを抜き出してメモしておきます。

原尻 淳一, 小山 龍介 / 宝島社(2006/11/11)
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仕事の効率化!
いろんな方の仕事術を盗める本


■上司がOKする企画書の作り方
 上司の思いつき発言を封じ込める3つのポイント
  A:仕事のベクトル合わせ、ゴールの確認
  B:アウトプット・イメージの確認。ここまでは手書きで十分
  C:議論の前に最終チェック
この3つのタイミングで上司を巻き込むことがポイント

■すぐに実践!意識改革ハック
○「なぜ、なぜ攻撃」
 コンサルティング用語で「So what」という言葉がある。いつも「だから何?」と問い掛けることで、ただの思いつきがより具体化されたアイデアに変わっていく。そういう意味で注目しているのがトヨタ式5W1Hである。普通はWhat,When,Where,Why,Who,Howのことだが、トヨタではWhy,Why,Why,Why,Why,Howなのだそうだ。このように「なぜ、なぜ攻撃」でメタ化(客観化)していかないと、きちんと解釈できないのだろう。
○コミュニケーションはWスタンバイが常識
 電話しっぱなし、メール出しっぱなしでそれだけ。最近そんな伝言が多すぎる。本当に伝えたかったらダブルスタンバイをするべき。つながらないからいいやっていうのは、どうなのかと思う。メール出してありますけど、っていうのは理由にならない。ただ根拠をつくっているだけ。メールを出して電話もかける、これは超常識に分類されるハックである。
○しょせん道具でしかないという意識
 「いろいろ研究してみたところで、結局実際に応用したものしか頭に残らない」というゲーテの言葉。勉強のための勉強では意味がない。すべては自分が何かを考えるための道具として認識し、実践しないと自分のものにはならない。だから道具をきちんと道具として”使って”いくことが大切だ。「それって○○理論ですよね」と言われても、知っているだけでは知識の無駄。使って初めて自分のものになる。

■I(アイ)メッセージ
 「あなた」ではなく「私」を主語にするI(アイ)メッセージもおすすめだ。
 「君はこうだ!」と言われると、独断的で威圧的なイメージがあり、あまり好意的に受け取られない。同じ文面でも「(私は)こうして欲しい」とか「(私は)こうしてくれたらうれしいな」という言葉を付加しただけで、人に受け入れられやすい穏やかな表現へと変わる。

■違う人の視点になって考える
 他人の視点に立って考えると、今まで見えなかったものが見えてくることが多い。たとえば仕事で悩んでいる場合、自分ひとりだけで悩んでいても解決できないことを他の人の視点で考え、この人だったらどういうアドバイスをくれるだろうか、その人だったらどういう風に解決するだろうということを真剣に考えてみる。たとえば、尊敬する経営者だったらとか、20年後の自分だったら、とか。

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